「HATAGO井仙(はたご いせん)」(越後湯沢温泉) 宿泊体験レポート
古民家のようなそんな和の雰囲気が溢れる温泉宿、HATAGO井仙(はたごいせん)に宿泊してきました。まだ、雪が残る4月の越後湯沢。お部屋にある客室露天風呂に浸かると、体が芯から温まってゆきました。
このHATAGO井仙(はたごいせん)はお料理の口コミが特に高いので、期待が高まります。
今回宿泊したお宿のデータ:
【おすすめ度】 4.0
【温泉地】 越後湯沢温泉
【宿泊プラン・料金・口コミを見る】
客室露天風呂の質 | サービスがいい | ◎ | |
夫婦・カップルで | ○ | 夕陽が見える | |
料理が美味しい | ○ | 景色がいい |
客室の写真とコメント
今回、私達が宿泊したのは、「響」という露天風呂付きのお部屋です。
廊下は畳が敷かれています。玄関で靴を脱いだら、後は、スリッパなどははかずに素足で過ごすことができます。廊下の雰囲気もよかったです。
お部屋に入ると、畳が敷かれたベッドルームとリビングスペースがありました。お部屋はそんに広くはありませんが、二人なら十分な広さ。リビングには小さなテーブルと椅子が置かれています。
ベッドルームから眺めるとこんな感じです。右の窓を出ると客室露天風呂。左側にはトイレと洗面スペースがあります。
こだわりだと言うベッドマットは低く抑えられていて、ごろ寝がしやすいようになっているのだとか。寝心地はとてもよかったです。
ちょっとした丸テーブルもあります。ベッドルームの窓の外にあるのは露天風呂です。
ベッドルームはこのように仕切ることもできます。
こちらはリビングから玄関を見た写真です。玄関スペースの手前にドアがついています。玄関を入って右手がトイレと洗面スペースです。
お部屋にいる時はこの椅子に座って音楽を聴きながら、雑誌をゆっくりと眺めていました。なんとも言えない至福の時間です。
お部屋は落ち着いた雰囲気で清潔感もあり好印象でした。
ただ、1つ気になったのが音が結構してくるということです。隣の部屋からドンドン、バンという風にトイレのドアを閉めている音なのか何なのか・・・結構大きい音です。これは隣のお客さんのお部屋の使い方に問題があるのか、お部屋の構造の問題なのかわかりませんが、いずれにしても気になる音です。
また、外の民家から子供の遊ぶ音や声なども少々聞こえてきました。温泉宿は非日常の空間ということを考えると、そういった遮音性が気になってくる方もいらっしゃるかも知れません。
客室露天風呂の写真とコメント
リビングの窓を出ると、そこは脱衣所兼シャワースペースがあります。
リビングで服を脱ぐのもいいですが、基本的には脱衣スペースが外になるので、寒い季節はちょっと抵抗がある方もいるかも知れません。
窓を出て、右には客室専用の露天風呂があります。このスペースは目隠しの柵で囲まれていますが、そこからわずかな光が差し込んでいて、その光に照らされた湯気が何だか幻想的でした。
アングルを変えて。こちらの方がわかりやすい写真ですね。お風呂は大人二人がゆったり浸かれる大きさがあります。目隠しがしっかりされているので、開放感はありませんが、あまり開放的な露天風呂は苦手という方にはいいかも知れません。
源泉かけ流しの天然温泉の温度は高めですが、下記のように水を出して簡単に温度調節もできます。
露天風呂の手前はシャワースペースになっています。目隠しで周りが囲まれていて、風が吹き込むわけではないですが、さすがに寒いです。夜は震えながら頭を洗っていました。冬は特にきついかも知れません。寒がりの方やご高齢の方にはちょっと厳しいかも知れません。
露天風呂から脱衣スペースを撮影した写真です。広々としています。
脱衣スペースやシャワースペースは寒さが気になりますが、お風呂そのものはとても気に入りました。温度調節も簡単にできるし、天然温泉を独り占めできるのはやっぱり贅沢な気分になれます。24時間好きな時に自分だけの温泉に浸かれるというのはやっぱり幸せなことです。
一度入ると、なかなか出たくなくなる・・・そんな露天風呂でした。
露天風呂で気になったことですが、隣のお部屋も露天風呂付き客室になっていて、ちょうどお風呂も隣り合っているのです。そのため、隣の方の話声が筒抜けなのです。特別声が大きい方だったのかも知れません。それでもこれだけ聞こえると、ちょっと落ち着いて入れません。
勿論、お風呂に入るタイミングが全部同じではないので、声が聞こえてきたのは1度か2度でしたが・・・。
シャワースペースの寒さと音漏れ・・・これを除けば、とても露天風呂はよかったし、十分楽しめました。
食事(夕食・朝食)の写真とコメント
さて、お待ちかねの夕食の時間になりました。この時を待っていました(笑)
HATAGO井仙(はたご いせん)の中には「魚沼キュイジーヌ料理 むらんごっつぉ」というレストランがあって、そこで夕食と朝食をいただきます。「むらんごっつぉ」とは、「村のごちそう」という意味。
食材は地元魚沼のものを使っていて、コシヒカリや季節の野菜、川魚・・・など、魚沼だからこそ味わえる旨味たっぷりのお料理を楽しむことができます。
お料理はパーテションでほどよく仕切られたテーブルの他にも、個室風の着座のスペースもあります。今回は、その個室風のスペースでいただきました。
お料理はHATAGOコースというフルコースをいただきました。
魚沼は日本酒も美味しい地域です。さっそく、地酒を注文。生酒のフルーティな香りを楽しみながら、お料理を待ちます。
笑顔が素敵な仲居さんが出来立てのお料理を少しづつ運んできてくれます。左下は、人参のムース、天然真鯛のジュレ、人参玉子のウニのせ。右下は風呂吹き大根のスープ。どれも繊細な味わい。お料理が美味しいという口コミは本当でした。
食事中にはあまりお酒を沢山飲む方ではありませんが、今回ばかりはお酒が進みます。日本酒のカクテルというのがあったので注文してみました。日本酒の味は殆どしなくて、甘みがあって、飲みやすいカクテルでした。
これが特に美味しかった「にいがた三種のにぎり」。左から、新潟和牛、魚沼サーモン、もう1つは・・・ちょっと忘れてしまいましたが、どれもホントに美味しい。しゃりも美味しかったです。やっぱりお米が違います。
にいがた地鶏のロースト。
越後のどぐろの酒蒸し。
メインの新潟和牛のステーキ。わさびをつけて食べました。ジュワーっと広がる肉の旨味がたまりません。
そして、待ってました。魚沼産コシヒカリ塩沢地区限定一等米です。鶏そぼろとお漬物、お味噌汁も。ごはんがとにかく旨い。普段は滅多におかわりはしませんが、今回ばかりはごはんとお味噌汁をおかわりさせていただきました。
デザートはいちごの杏仁豆腐。これがまた美味しい。
コーヒーも付いてきます。
ご馳走様でした。お料理はどれをとっても、丁寧に作られていて、素材の旨味を楽しむことができました。
朝食はテーブル席でいただきました。
お料理は和食と洋食から選ぶことができます。まず洋食から。
生ハムとチーズも。
コーヒーも出してくれました。食前に1杯。食後には温かいコーヒーをまた淹れてもらいました。
次に和食です。左上は、スキーを日本に伝えたとされる人物、レルヒさんも食べたと言われるスキー汁だそうです。他は、温泉卵、手作りの納豆、郷土料理「のっぺ」、ヨーグルト。
魚沼産コシヒカリです。これで一人前?たっぷり入っています。
ご馳走様でした。
サービスについて
仲居さんはとても笑顔が素敵な人でした。気さくに話しかけてくれます。また、フロントで対応していただいた方もとても丁寧でした。
どうやったらこういう丁寧な接客が旅館全体としてできるのだろうか?と思って、ホームページをのぞくと、企業理念のページに「心からのおもてなしは良心から生まれます」と書いてありました。
そこには確かに形だけではない、「心からのおもてなし」があったように思います。
その他、設備、アメニティ、写真とコメント
テレビの下にコップ類。
ミニバーと冷蔵庫。
ゆかた他。必要なものは一通り揃っています。
洗面スペース。
トイレは清潔感がありました。右下は洗面スペースですが、その左手がトイレになっています。
その他、館内の写真とコメント
大浴場です。
ロビースペースには囲炉裏があります。雪国、越後湯沢の温泉宿・・・という感じですね。
HATAGO井仙の外観です。和の雰囲気が漂います。越後湯沢駅の目の前というアクセスの良さもありがたいですね。
細かいところまで心配りが行き届いている・・・そんなお宿でした。
お料理は間違いなくおすすめです。特に夕食が忘れられません。いつでも入れる客室露天風呂でゆったりと疲れを癒したら、「むらんごっつぉ」で魚沼の味覚を存分に堪能する・・・そんな贅沢な旅になりました。
ありがとうございました。
今回宿泊したお宿のデータ:
【おすすめ度】 4.0
【温泉地】 越後湯沢温泉
【宿泊プラン・料金・口コミを見る】
客室露天風呂の質 | サービスがいい | ◎ | |
夫婦・カップルで | ○ | 夕陽が見える | |
料理が美味しい | ○ | 景色がいい |
宿泊レポートについての注意点
★宿泊日は2013年4月です。ここに記載した情報は変更になる場合があります
★体験レポートは主観的な情報も含まれます。人によって感じ方が変わることをご了承くださいませ